hikizanは、AIエージェントへ仕事を頼むときの認知負荷を減らすAgent Skillsのスキルパックです。調べる、決める、作る、見る、出す、伝えるという六つの動詞へ責務を分け、依頼に必要なものだけを使います。
固定工程を作らない
六つのスキルは順番に通すワークフローではありません。変更なら実装、レビューなら査読、記事なら文章作成というように、依頼そのものから必要な役割を選びます。「PRまで」のように終点が明示されている場合は、途中で形式的な承認を増やさず、必要な検証と提出までつなぎます。
検証量は変更の大きさではなくリスクで決めます。局所的で戻しやすい変更は最寄りの検査、APIやロジックの変更は回帰検査、権限やデータに関わる変更は対象レビューと全体検証まで広げます。
スキルと起動情報を分ける
スキルには判断の基準と作業手順を置き、プラグイン側のフックは依頼に合うスキルの案内と、開始時のGit状態だけを渡します。Claude Code、Codex、Cursor、OpenCodeでは各環境の標準的なプラグイン機構を使い、スキルだけ必要な環境にはAgent Skillsとして配布します。
広域調査や専門レビューは、利用中の環境に標準サブエージェントがある場合だけ委譲します。使えない場合は親エージェントが同じ範囲を確認します。
現在の位置づけ
当初は弱いモデルでも工程を外さないための細かなレールを多く持っていました。モデルの自律性が上がった現在は、作業方法を拘束する記述を減らし、勝手に作業を始めないこと、次の判断を分かりやすく返すこと、Git操作を安全に扱うことなど、人間側のUXと好みを整える用途へ寄せています。
完全な制御を目指すのではなく、本当に守ってほしい境界だけを短く残す。その引き算自体が、このプロジェクトで検証していることです。